■プロフィール

石田明生

Author:石田明生
ホームページの方もよろしくお願いします。
文学雑感、旅行記、翻訳などを載せています。

■4travel

スキピオの旅行記(写真付き)もごらんください。

■最近の記事
■カテゴリー
■最近のコメント
■月別アーカイブ

■最近のトラックバック
■リンク
■アクセス解析

■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■RSSフィード
街の人たち(8)
ハンガリー娘

 君はいつもそうしているの、娘さん。考え深げに、じっとベンチに座って,道行く人を見ているの。それとも物思いに耽っているのかな。
 でも,君の、健康そうで若々しい体から感じられるのは、はじけるような躍動感だ。もしかするとだれも見ていない真夜中,くるみ割り人形のようにくるくると踊っているのではないか。裸足のまま,車道を軽快にリュクサンブール宮殿まで、スキップを踏んでいるのではないか。
 枯れ葉散る秋になっても,雪まじりのみぞれ降る冬になっても,君は裸足で,ワンピース一枚で、ベンチに座っているのだろうな。それとも、お金持ちそうな紳士が、すっぽりと頭から外套を掛けてくれるのかな。
 君と友達になりたかったなあ。でも,そう思うのは僕だけではないだろうな。
【ボナパルト通り、ハンガリー学院の前で】


スポンサーサイト
2008年夏の旅行記 | 17:56:38 | Trackback(0) | Comments(0)
街の人たち(10)
ヌレーエフ

ねえ、ヌレーエフさん。
あなたが、フランスに亡命したのは、1961年、23歳の時だったのですね。噂によると、一人でとっさに決断したとか・・・
映画『愛と悲しみのボレロ』でも、あの場面は印象的でした。
ところで、あなたの役を演じたジョルジュ・ドンがその後エイズで亡くなったけど、あなたまで、同じ病気で倒れてしまうとは・・・
【ルドルフ・ヌレーエフ・・・シャン・ゼリゼ通りの北側のアヴニュー・ガブリエル】


メリーゴーランドの女の子

 手を振っている方向に、ママンがいるのかな。
 メリーゴーランドのお馬でも、君は淑女のようにアマゾーヌ(amazone 横すわり乗り)で乗ってるね。ママンのまねをしたのかな。

【エクス・アン・プロヴァンスにて】


2008年夏の旅行記 | 17:49:53 | Trackback(0) | Comments(0)
街の人たち(9)
マッハ

 一体君は、落下しているのか,それとも上昇しているのか。平和なリュクサンブール庭園で、そんな姿は場違いじゃないか。
 人騒がせだね。
【フィリップ・セネ Philippe Seené 作「マッハIII」】

酔いどれ詩人

 やあ、驚いたなあ。君は大詩人らしいけど、牛が食べ物を反芻するように、アルコールをためておいて反芻するのだね。それなら、酔いはずっと持続するからね。
 もしかしたら、君の名前はヴェルレーヌ?
 そんなことないよね。確かにヴェルレーヌはこの辺に出没していたけど、百年も前のことだもの。
【アクセル・カッセル Axel Cassel 作「酔いどれ詩人」・・・リュクサンブール庭園】


2008年夏の旅行記 | 17:36:55 | Trackback(0) | Comments(0)
街の人たち(1)
メスナジェ窓ふき

 メスナジェ君,今度は窓拭きかい。そんなの変だよ。ガラス窓を汚しているのは君自身なんだから。それとも自分を消し去ろうというのかね。
 ここは、メニルモンタン。来るたびに,君と出会い,君の活躍を確認する。君が一番似合う通りだ。
 でも先日、リヴォリ通りのサン・ジャックの塔近くで君を見かけたよ。日よけのシートで君は本を読んでたけど、あんな乙にすました街では、「白い男」はまさに白けて見えた。
 白濁するパスティスをこよなく愛し、しゃべればアニスの香りを漂わせる、そんな連中だよ、君のことが好きなのは。
【メニルモンタン通り】


2008年夏の旅行記 | 07:39:09 | Trackback(0) | Comments(0)
街の人たち(7)
ニケ

 ニケさん。いやにのびのびしているじゃないか。ルーヴル宮殿の中にいるよりもよほど気持ちがよさそうだね。まさか、逃げ出して来たんじゃないだろうね。
【モンペリエ、現代の古代都市アンチゴーヌ】


円盤投げ

 君ははるばるローマからモンペリエにやって来たんだね。ここは、古代オリンピックをするのに最適さ。思い切り円盤を投げることができるよ。でも、練習のし過ぎには注意しよう。おしりの湿布が痛々しいよ。
【モンペリエの現代の古代都市「アンチゴーヌ」】

2008年夏の旅行記 | 07:28:29 | Trackback(0) | Comments(0)
次のページ

FC2Ad