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石田明生

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外来語こぼれ話(7)・・・合コン・追いコンからサルコジの pauvre con までコン話をひとつ
 英語はフランス語よりもアルファベットの省略が好きかもしれない。たとえばテレビがそうだ。英語ではTV と省略される。フランス語では前にも書いたが、télé と言う。télé は「遠」を表す接頭語だから、フランス人は「遠」というだけでテレビを意味していることになる。その点、日本語の「テレビ」のほうが、内容を明快に示しているようだ。
 というのは、「テレビ」は television(フランス語も同じだが télévision)と綴る、vision(視)に「遠」の接頭語が付いた合成語だから、単語の切れ目が tele と vision の間にあるのは当然として、vi と sion で切ることもそれほど無理がない。しかもvi だけで「視」を予想させるから、テレビ televi. になれば必要十分な情報量を持つからだ。

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外来語こぼれ話 | 23:28:33 | Trackback(0) | Comments(2)
外来語こぼれ話(6)・・・KYとHとGJ
 バソコンは英語で言うと PC ということになるだろう。なんの実体も喚起しないアルファベットの頭文字とは寂しい気がするが、いつも使っている人にとっては、そんなことはないのだろうか。この「PC」、最近日本語でも使われつつあるが、どちらかと言うと書き言葉のような気がする。会話で「君のPCはなに?」というよりは「君のパソコンはなに?」と言っている。しかしメールなどでは「僕のPCが壊れてね」というように書かれている。
 このアルファベットの頭文字「PC」が、英語圏の人のように Personal Computer の「PC」ではなくて、「paso con」とローマ字で書いたときの頭文字ならばおもしろいのだが・・・

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外来語こぼれ話 | 17:17:44 | Trackback(0) | Comments(0)
外来語こぼれ話(5)「自由な蚤」と「おしゃべり猫」
 話がだいぶそれてしまった。ワンルーム・マンションのことだった。こういうひと部屋のマンションをフランスでは、「スチュディオ studio」と呼んでいる。原語を見ればお分かりのように、英語や日本語ではこれは「スタジオ」で、マンションとはほど遠い、仕事場、放送室のことだ(フランスのスチュディオにもスタジオの意味もあるが)。
 「アパマン情報」という雑誌があるが、あれはきっと「アパート・マンション」の省略語にちがいない。まさか「アパルトマン」の縮小ではないだろう。だが、アパートが死語になれば元の意味が分からなくなるかもしれない。アパートが前回にあげた「半ドン」並みの死語になるにはまだまだ相当の時間がかかるとは思うが。
 ところで、この縮小語というのが日本の外来語受容史の中で独特の位置を占めている。時代の流れとともに、情報をなるべく短い時間に大量に送る必要に迫られれば、どうしても縮小・省略語が多用されることになる。

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外来語こぼれ話 | 23:33:33 | Trackback(0) | Comments(0)
外来語こぼれ話(4)・・・「きしめん』対「ひもかわ」
 だから、アバルトマンはあくまで集合住宅の中の各住居を指し示す語で、その集合住宅の建物全体を意味していない。マンションなどの建物をフランス語で「イムーブル immeuble」 と言う。この言葉に対応する日本語がない。日本では「アパート」「マンション」が二重の意味を持って獅子奮迅の活躍をしている。つまり、「家の前にマンションが建った」と言うときの「マンション」は immeuble の意味で、「5千万でマンションを買った」時の「マンション」はアパルトマンの意味だ。マンションをアパートに置き換えても同じだ。断っておくが「ビル」とは違う。ビルは建物の意で集合住宅とは限らない。

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外来語こぼれ話 | 09:33:22 | Trackback(0) | Comments(0)
外来語こぼれ話(3)・・・アパート 対 マンション 対 アパルトマン
 さてだいぶ横道にそれてしまった。軌道修正しよう。
 また、定着したかどうかわからないので上に挙げなかったが、バブル時代の不動産屋さんが物件を豪華に示すために用いた「メゾン maison 家」「ヴィラ villa 豪華な別荘」「シャトー château 城」というフランス語もおもしろい。これを僕は言葉のインフレーションと呼んでいる。どんどん言葉だけ豪華になる現象だ。
 これは社名だが、「セ´ザール César カエサルのこと」という、ご丁寧にアクサン記号までカタカナ表記にほどこした会社まで現れた。しかしもっとビックリしたのは、建売り住宅のことを「プレタメゾン」と和製フランス語を使って売り出したことだ。もちろん高級既製服「プレタポルテ」のノリだろうが、この言葉のインフレにはバブル時代の凄さが感じられる。prêt à porter とは「着る(porter)用意のできた→既製服」の意味だが、prêt à maison となるとどうなるのか。

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外来語こぼれ話 | 08:52:59 | Trackback(0) | Comments(0)
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