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石田明生

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死の具象化・・・サン・ドニ聖堂
 バリの北隣にあるサン・ドニの町は文字通りサン・ドニ聖堂のある町。
 三世紀、モンマルトルで打ち首になったバリ初代司教サン・ドニが自らの首を拾い両手で抱えたまま北への道を辿り、ついに倒れた話は、あまりにも有名だ。パリのノ-トル・ダム大聖堂の柱像にその姿を見ることができる。
 その倒れた地点に、ひとりの敬虔な女性が聖者のために墓を作ったのが、サン・ドニ聖堂(バジリカ)の出発となった。そのためだろうか、ここは死者のための聖堂として、とりわけ王家の人たちの墓として爾来歴史を刻むことになる。

聖堂.JPG
【サン・ドニ聖堂】

 その歴史の中で聖堂は、二度の大激震を経験する。
 一度目は、ロマネスク様式最盛期の十二世紀中葉に革命的な建築様式、ゴチック芸術がここサン・ドニで誕生したことだ。それからこの新様式はまたたく間にシャルトル、パリ、アミアンなど、西ヨーロッパの大都市に広がっていくのだ。
 だから、もちろん大激震と言っても良い意味でだ。ステンドグラスは飛躍的に大量の外光を取り入れ、付属の彫刻はそのリアリズムを先鋭化させ、信者たちに聖書の世界を物語る。

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パリ散歩 | 16:04:34 | Trackback(0) | Comments(0)
今年度の講義を終えて・・・映画『遠い日の家族』
 一昨日、今年度の最後の講義を無事終えることができた。
 このフランス文化の講義で、年末から年始にかけて、つまり最後の二つの時間を使い、クロ-ド・ルル-シュ監督の映画『遠い日の家族 Partir revenir』(1985年作)を見た。新年早々、ユダヤ人、密告、ゲシュタポなど暗いキーワードが支配的な映像を見せるのもどうかなと、少々ためらいもあったが、学生たちの実質的な新年は後期テストが終了してからと割り切り、断固上映に踏切った。
 私見だが、この作品はもしかするとルルーシュの最高傑作ではないかと思う。確かに『愛と悲しみのボレロ Les uns et les autres』もすぐれた映画だが、少し冗長に過ぎたのではないだろうか。その点、『遠い日の家族』は登場人物も限られていて、一見散漫に見えるテーマはラストに向かってラフマニノフの音楽と共に一点に収斂されるので理解しやすい。また、映画全体をひとつのピアノ・コンツェルトとするなら、キーとなるシ-クエンスがリフレインのように繰り返されるのも頭に入りやすくてすばらしい。
 そのためか、学生たちの評価も良いものだった。そこで今回は彼らの感想を少し紹介しようと思う。実は毎回授業ごとに感想と質問と要望を書いてもらっていた。それは今手元にあって僕の宝物だ。いずれ追々紹介するつもりだ(学生たちから許可も得ています)。

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雑感 | 07:38:30 | Trackback(0) | Comments(0)
セミとスタンダール
 以前にも紹介したことのある拙文「セミとスタンダール」ですが、この度、少々手を入れてやっと本当の意味で完成に至りました。ここでは「はじめに」だけを紹介します。続きを読んで下さる方にはHPに全文を掲載しました。また、ご希望の方には抜き刷りを送らせていただきます。どうかよろしくお願いします。

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文学雑感 | 07:14:12 | Trackback(0) | Comments(4)
謹賀新年・・・エレーヌ・セガラ紹介
 過ぎ去った2006年について何ごとかを書こうとしているうちに、除夜の鐘が鳴り終わり、年が明けてしまいました。今さら終わった年についてあれこれ言っても仕方ないでしょう。それよりも、新年こそが肝腎です。生きて行く限り先を見なければなりませんから。

《なんとなく 今年は良いこと あるごとし 元日の朝 晴れて雲なし(啄木)》

 天気予報によると、元日の朝は初日の出が見える程に晴れると言うことです。啄木のような心持ちになれるかも知れません(もっともこの薄幸の詩人に良い年というものがあったのでしょうか)。

Segara.JPG



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文学雑感 | 02:15:08 | Trackback(0) | Comments(0)

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