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石田明生

Author:石田明生
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文学雑感、旅行記、翻訳などを載せています。

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黄色いキリストいる村
 カンペールについた翌日、かねての計画通り駅横のバス停でバスに乗りポン・タヴェンの村に向かいました。8時台のバスに乗りましたが、ブルターニュの村々を走るバスは本当に本数が少なく、1日数本というか細さです。たとえばポン・タヴェンの場合、午前中1本、帰りのバスは14時台と17時台の2本という具合です。また、バスは観光バスのように豪華なのですが、乗客の少なさにはいつも驚かされます。僕たち以外、一人かふたり、多くてもせいぜい5人くらいでしょうか。ある時など、僕たちがいなければ乗客ゼロで走っているのだと思って不思議な感じがしました。この経験はブルターニュに限りません。コート・ダジュールでもニームの方でも同じです。ちなみに、コート・ダジュールではバスの値段は距離にかかわらず(1時間くらい乗っても)1ユーロでした。ニームでは、1.5ユーロ、ここブルターニュでは2ユーロでした。日本ではこのような値段は信じられないでしょうが、公的福利を優先する社会主義的なフランスのような国ではあたりまえなのでしょう。それでもこの利用客の少なさからすると、ほとんどの人はバスを使わず、自家用車を利用しているようです。

ゴーギャン 黄色いキリスト
ポン・タヴェンの村に集まったゴーギャンとその仲間たちは「ポン・タヴェン派」と称された。
彼がゴッホに出会った頃のことだ(1888年)。交通の便が遮断され、隔絶されていたので、
西洋の近代に毒されることなく、昔をそのまま残したポン・タヴェンは
素朴な風景・生活・人情を画家たちに提供した。


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2011年フランス旅行 | 11:32:11 | Trackback(0) | Comments(0)
チェンチ話の続き
 昨夜、ビテオショップで借りていたイタリア映画『カラヴァッジオ』を見て、驚きました。なんとその中で、ベアトリーチェ・チェンチとその義理の母親の処刑シーンがあったからです。考えてみれば、カラヴァッジオの生きていた時代とチェンチの事件とはちょうど同じなのだから(1599年に処刑)、不思議ではありません。まして好奇心旺盛な画家であり、ホロフエルネスの首を切るユディトを描いた画家ですから、彼が処刑の場面に立ち会うのも当然と言えば当然でしょう。映画の中では、画家はチェンチの父娘と知り合いでもありました。
 また、先のブログで斧による打ち首と書きましたが(スタンダールはそう書いています)、映画では太刀が用いられていました。真実はどちらだったのでしょう。もしかすると、スタンダールは持ち前の美学から斧にしたのかもしれません。美しい少女の髪や肩に逆説的に似合っているのは、すらりとした刀よりも無骨な斧かもしれませんから。いずれにしても、恐ろしいシーンでした。

雑感 | 08:19:33 | Trackback(0) | Comments(0)
ローマからのお土産
 さて、待望の土曜日がやってまいりました。なぜ「待望」かですって? 前回のブログ記事に書いた「思いがけない邂逅」をしたT氏とお会いする日になったからです。
 同僚たちとの話題はもちろんもっぱらこのパリでの邂逅のことです。「お二人偶然に会うなんて、そのレストランは有名な店ですか?」「だって、ほんのわずか時間がずれていたら、わからないのですからね」「・・・」
 放課後、同僚三人で土産話や四方山話などなどをして、ビールを飲みながら、ゆっくりとした昼食(なんと4時半までいました!)をとりました。すると、T氏は我々ふたりに「お土産です」と言って、一葉の絵はがきをくださいました。僕は思わず「あっ!」と声を上げてしまいました。それは、僕がこの世でもっとも好きな絵が描かれた絵はがきだったからです。

ベアトリーチェ・チェンチ
グイド・レニ作「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」(バルベリーニ美術館所蔵)


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雑感 | 07:30:58 | Trackback(0) | Comments(0)
8月23日(火)お別れと出発
 いよいよ、我が仲間たちとお別れです。みんなは、朝7時過ぎ、オペラ座の隣でバスに乗りました。運転手に「2Eで降ります」と念を押しておきました。これで心配はありません。
 達成感とともに安堵感がどっと押し寄せました。怪我も病気もなく、事件・事故もなく、皆さん何事もなく旅行を楽しめたことと思います。細かいことを挙げたら、僕に不満もあったかもしれません。が、勘弁してください。約一週間、仲間同士でも気まずいこともなく、もちろん夫婦間の危機もなく、みな円満なまま旅を終えられたのを良しとしてください。
 さて、僕たち夫婦の本当のフランス旅行の始まりです。
 午前中は近所を散歩して、のんびりと過ごし、旅の起点、「モンパルナス駅」に向かいました。3時過ぎの列車に乗り、TGVで、一挙にブルターニュの町「Quimper カンペール」まで行きます。
 その前に、昼食をとらなくては・・・と、「モンパルナス駅」近くにあるお気に入りのレストラン「Le Paradis」に行きました。どこが「お気に入り」か、ですって? とても安いのです。久々ですが、値段は変っていませんでした。相変わらず、コースが8ユーロです。そのうえ、ちゃんとアペリティフとして「サングリア」がサービスされます。うれしいではありませんか。
 そのレストランで、なんとなんと、思いもかけぬ邂逅があったのです。

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2011年フランス旅行 | 16:31:36 | Trackback(0) | Comments(1)
五日目はオルセー美術館とシテ島
 プチ団体旅行もいよいよ五日目となりました。午前中、オルセー美術館にメトロで行きました。本当はバスを使いたかったのですが、今日は日曜日のためにオルセーへのバスがありません。でも、メトロはメトロでおもしろいこともあります。オルセー美術館最寄りのメトロ駅『ソルフェリーノ駅』に行くためには、途中『コンコルド駅』で乗り換えなくてはなりません。この『コンコルド駅』がおもしろいのです。

コンコルド駅
コンコルド駅

 一見なにげない駅構内のようですが、壁一面に書かれたアルファベットがみそなのです。

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パリ散歩 | 11:05:48 | Trackback(0) | Comments(0)
第4日めは買い物の日
 四日目は買い物の日としていました。デパート、「ギャルリー・ラファイエット」は朝、9時半から始まります。そこでこの日は土曜日でしたので、我ら一行は「プレジダン・ウィルソン(ウィルソン大統領)通り」の市場をひやかしにまいりました。この市場も、広い道路の中央部分に露店が並ぶ方式で、なかなかのにぎわいを見せています。

ウィルソン通りの朝市
朝市の様子

バスクのチーズ
バスク地方の雌羊のチーズ・・・早速家で食べたが、その美味なること!!!


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パリ散歩 | 07:03:15 | Trackback(0) | Comments(2)
三日目のパリ
 三日目はパリ郊外の世界遺産、シャルトル大聖堂を見学しました。パリ---シャルトル間の電車の切符は、我が家のパソコンでネット購入しておきました。往復で25ユーロほどでしたが、おもしろいのは、行きと帰りの値段が異なるということです。行きは通常料金でしたが、帰りは60歳以上のいわゆるシニア割引があったのです。SNCF(フランスの国鉄)の料金はどうなっているのか、さっぱりわかりません。もちろん、安ければそれにこしたことはありません。
 パリから約1時間ほどでシャルトルに到着しました。

シャルトルの大聖堂
駅から大聖堂を目指して歩きます。


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パリ散歩 | 05:11:34 | Trackback(0) | Comments(0)
パリの二日目
 二日目は、凱旋門から始まります。
 オペラ座でバスに乗り、まずは凱旋門に向かいます。我がチームは年配ぞろいですので、移動は可能な限り乗り合いバスを使います。メトロの方が便利なのですが、どうしても階段を使わざるを得ません。それに、なんと言ってもバスでの移動は車窓の眺めを楽しめます。

ら・マルセイエーズ          拡大 マリアンヌ
フランソワ・リュード作『ラ・マルセイエーズ』 (拡大して)義勇兵を導くマリアンヌ

 凱旋門の四つの足にはそれぞれ美しい浮き彫りがありますが、その中でも群を抜いているのがこのリュードの作品でしょう。正式題名は『1792年の義勇兵の出陣』ですが、一般にフランス国歌の題名『ラ・マルセイエーズ』と呼ばれています。

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パリ散歩 | 17:56:52 | Trackback(0) | Comments(0)
フランス旅行、第一日目
 『オランジュリー美術館』の目玉はなんと言っても、晩年のモネが描いた『Les nymphéas 睡蓮』です。

モネ睡蓮

 睡蓮 nymphéa は、ギリシャ神話の水の精 nymphe にたとえたことからできた言葉とか・・・ニンフはその魅力で晩年のモネの心を完全にとらえたようです。オランジュリー(オレンジ園)という一種の温室は、屋根がガラス張りのために、ふんだんに光を取り込みます。モネはその光を利用して、ジベルニーにある日本庭園を復元したかったに違いありません。ギリシャのニンフたちの集う日本庭園、モネ晩年の野心はここオランジュリーで結実したのです。
 見学者たちはその庭園の中を自在に歩き回ることができます。なんと心憎い仕掛けでしょう。

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パリ散歩 | 18:29:45 | Trackback(0) | Comments(0)
帰国一声
 二日の朝羽田空港に到着し、我が家にたどり着いたのが、8時半から9時頃でした。ですから、もう二日経つというのに、まだ体がだるいし、頭はぼんやりしていて、なかなか仕事の方に気が向きません。寄る年波に勝てないとはこのことをいうのかもしれませんね。
 全体を通して、問題もなにもなくて、旅は快適そのものでしたのに、疲労だけはしっかりたまっているからです。
 そうです、色々心配していたのですが、今回の旅はなにごともありませんでした。一緒に行った仲間たちも、満足してくれたに違いありません。その証拠に、早速今度の水曜日(七日)、僕に対する感謝の会を催したいと言っていますから。

デパート
デパート『ギャルリー・ラファイエット』の丸天井


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フランス旅行 | 09:50:46 | Trackback(0) | Comments(0)

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