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石田明生

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ローマ字表記あれこれ
 春休みは、球春の季語にふさわしく(毎日新聞の余録氏はこの「球春」という語が広辞苑に載っていないと言ってぼやいていた。注 : 選抜大会は毎日新聞が主催)、甲子園では熱闘が続いている。昨日は慶應高校が八頭高校に不覚をとった。いわゆる「隅一」に負けた。
 今日もひとり昼食をとりながら、テレビをつけた。するとまた神奈川代表校が試合をしている。横浜高校だ。こっちの神奈川代表は優勝候補らしい。相手は・・・と新聞を見ると、「北大津高校」という滋賀県の代表校だ。この時点で、1対1の互角、と書いたとたん、北大津にタイムリーが出て、2点目が入った。
 待てよ、今ここで実況中継をするわけではない。試合のほうは放っておこう。そんなことよりも、北大津高校のユニフォームを見て、びっくりしたのだ。


 どこのチームでもユニフォームの胸にはその学校名がローマ字で表記されている。横浜はもちろん YOKOHAMA 、北大津はと見ると、 KITAOHTSU と書かれていた。この北大津、子音が三つも並んでいる。これには思わず目を見張った。ずいぶんローマ字を見て来たが、こんなのは初めてだ。どうしてこんなことに・・・

 かねがねローマ字表記のことを考えている。特に気になりだしたのは、プロ野球選手の背中にかかれた選手名のローマ字表記を見てからだ。もっと言えば、「おお」や「おう」をOH と書いている選手がいることに気付いたからだ。それからは、プロ野球を見るたびに、というよりも、背中の名前を見るためにプロ野球を見始めたと言っても過言ではない(今はほとんど野球を見ない)。すると、OHSHIMA 、SAITOH、など、見た限りにおいて、すべて OH になっていることを確認した。これは驚くべき発見だった。
 こういう表記方法については上部からの指導があるのだろうか。変に勘ぐってしまう。当時活躍していた「大石」選手の背中を見たことがあるだろうか。なんとOHISHI と書かれているではないか。こうなると、驚くというよりもあきれかえってしまう。本人はどんな思いで「おひし」という音を背負っていたのだろうか。彼だって小学生の頃には、こんなふうに自分の名をローマ字で書いていなかったはずだ。どうしてこんなことに・・・
 仄聞によると(しかもだいぶ前の仄聞だから、記憶力のほうも心配なのだが)、王選手の背中にローマ字でどう表記すべきか問題になったらしい。背番号は1番だった。だから、いわゆる普通のローマ字表記 O またはバー付きの Ô では1とOが縦に並んで、ひどくおかしなものになってしまう。どうしたらよいか。
 そこで解決策として、英語の Oh となったらしい。OHなら、音も同じだし、意味も悪くはないし、何よりも、番号の1とOが一つずつ縦に並ぶことがなくなる。
 世界の王選手の「おう」が OH となっているので、野球選手のローマ字表記はみんな右へならいということになったのだろうか。それとも、OH のほうが格好いいと思ったのだろうか。それにしても、「おう」だけならまだしも、「おお」まで OH にするのはやり過ぎではないだろうか。まして、「大石」のようにOH の後に母音が来る場合までするとは。
 今のところ「大井」「大岩」「大江」選手は出現していないだろうか。もしいたら、やはり OHI とか OHIWA とか OHE と表記されているのだろうか。ぜひ背中を見たいものだ。
 プロ野球以外では、今はどうなっているか知らないが、「大古監督」時代の全日本バレーボール選手の背中が OH 方式をとっていた。もちろん、大古監督は OHKO だった。当時それに気付いてから、猛烈な関心を持って、バレーボールを見るようになった。すると・・・
 ついに、ひとり見つけたのだ。OHISHI のような選手を。「大浦」選手だ。かわいそうに、背中に OHURA と書かれていた。
 それでは「大浦」はどのように書けばいいのだろうか。OURA になってしまうかもしれない。一番いいのは ÔURA だが。
 ローマ字表記に関して、JRの駅名表記はすばらしい。「東京」「東十条」「王子」「大宮」はそれぞれ、Tôkyô 、 Higashi-Jûjô 、 Ôji 、 Ômiya となっている。英語しか見たことのない人には、アルファベットの上にアクセント記号が付いているのはうっとうしいかもしれないが、フランス語をやっているせいか、違和感がない。それどころか、好ましく思える。
 駅名表記の「凄さ」は、実は長音の表記だけのことではない。「新橋」が、Shimbashi となっていることだ。この表記は、厳密に言えばローマ字とは違う。英語やフランス語などのいわゆる欧文表記と言うべきものだ。つまり、「ん N」は B や P の前では M になるという規則をローマ字表記にまで応用していることになる。posssible に打ち消しの接頭語 in が付くと impossible になる、あれだ。しかし、「新日本橋」まで、Shin-Nihombashi としているのはやり過ぎの感があるが、どうだろう。
 話が少しずれるが、かつてカタカナ表記でこのM音を生かしていたことがあった。「オリンピック」を「オリムピック」「インプレッション」を「イムプレッション」のように。このあたりのこだわりは、V音をヴとするのに近いのだろうか。前者はすたれたけれども、後者は健在だ。
 ところで、昨日の「慶應」はどう書いてあったか。KEIOH ではなく KEIO だった。
 「北大津高校」のみなさん、「おお」は OH にしないほうがよいのでは・・・(まさか、「大津駅」の表記が Ohtsu にはなっていないだろうな、そう思って wikipedia で調べたところ、Ôtsu でした。ほっ)
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雑感 | 22:51:45 | Trackback(0) | Comments(0)
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