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石田明生

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街の人たち(3)
ヘルマフロディテ

 首を傾げ、胸に両手を当てて、君はなにを夢想するのか。遠い遠い、神々の時代を思い出しているのか。

 母親アフロディテにも父親ヘルメスにも似た美しい少年。そんな少年に夢中になった水の精(ニンフ)のサルマキスは、少年が衣服を脱ぎ捨てて、澄んだ泉で水浴びするのを、その裸身を目の当たりにして、燃え上がる恋の炎に抵抗できない。彼女は、水に飛び込むと、無理矢理少年を抱きしめ、からみついたまま、神々にこう祈った。「永遠に、この人と一体になりますように!」
 この願いを神々は聞き入れた。二人の身体は混ざり合って合一し、男でもあり女でもある姿に、男でもなく女でもない姿になった。
 君の名は、父と母の名を等しくもらって、ヘルマフロディテ。
【「ヘルマフロディテ」・・・ザッキン作(ザッキン美術館)】
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2008年夏の旅行記 | 07:22:15 | Trackback(0) | Comments(0)
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