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オリンピック招致運動について
1月31日(金)終日雨

 冬の雨は、うれしいのか悲しいのか,わからないままにしとしと降り続ける。
 今日うれしかったのは,ただひとつ。メジロの夫婦が我が庭の餌台で餌をついばんでいるのが見えたことだ。昨年は2月6日だったから、一週間早いピピ・カカ夫妻の到来だ。ヒヨドリ夫婦は何度も到来していたけれども・・・ひいきしてわるいがやはりメジロはかわいい。好物のミカンをせっせとあげてやろう。

2009メジロ夫婦
2009年2月2日撮影


 おもしろくないことは・・・
 テレビの話で恐縮だが,今日の「クローズアップ現代」(NHKの19時半より)は、オリンピックの東京招致問題を扱っていた。見るともなしに見ていると,東京以外に立候補している都市、つまり対抗馬は、アメリカのシカゴとスペインのマドリッドとブラジルのリオデジャネイロらしい。番組では,目下 IOCの支持率では東京は3番手か4番手かでいまひとつぱっとしないので、いかに招致運動を盛り上げて地元の熱意を見てもらうか、都の取り組みを取材していた。


 僕はへそ曲がりなのだろうか,だいたい招致運動というものが好きではない(他の場所で望んでいるのだったら,譲ってあげればいいのに、という心)。だから、東京オリンピックの招致運動となると、僕にとってまったく関心がない範疇となる。が、関心がなくても、いや関心がないからこそ一番知りたくなるのは,どうしてオリンピックを東京で開催したいのか,という明快な理由だ。それがなければお話しにならない。ところが、それがどうもはっきりしない。
 もしも,その最大の理由が「経済効果」ならば、つまり、オリンピック開催によって、今までよりも多少なりとも経済的に豊かになるのならば,どうして開催地が東京でなければならないのかまったく理解に苦しむ。というのは、テレビに出てくる評論家諸氏は、経済話になると必ずと言っていいほど「世界第二位の経済大国」と我が祖国を持ち上げているではないか。その世界第二位の経済大国が、発展途上の国を抑えて(蹴落として)、さらなる国の豊かさを享受するために,オリンピック開催という一度使って味をしめたことのある切り札を使おうというのは、さもしい気がするのだ。経済大国ならば,大国らしく発展途上の国の開催を応援すればいいのに・・・オリンピック開催によって経済的な恩恵を受けて、国民生活の向上を望めるのならば、それにふさわしい国があるのではないだろうか。番組によると、いまだ南アメリカでオリンピックの開催はなかったらしいし,ブラジルはこれからの経済発展が大いに望めるらしい。とするならば、シカゴとか東京とか、経済大国第一位と二位が、オリンピック開催による経済効果といううまい汁を吸うことはないだろう。
 番組の中で,オリンピック招致のことで町の人たちにインタビューをしていたが、驚くべきことに、僕のように他国を指示する人がいなかった。本当にいなかったのだろうか? そういう人の意見を取り上げなかったのではないか(と怪しんでしまう)。
 ただし,招致に疑問,というよりも、オリンピック開催による経済効果に疑問という人はいた。つまり「オリンピック開催をそれほど指示しません。というのも,今さらそれほど経済効果を望めませんし・・・」
 どうやら,賛成であれ,反対であれ,経済効果が常に念頭にあるということか。
 元オリンピック選手の招致運動の際の発言は,さすがに「経済」の話は出て来ない。どちらかといえば、精神論がもっぱらだ。つまり、オリンピック開催によるスポーツ精神の高揚,スポーツ熱の高まり(その中に「子供たちへの夢」という謳い文句もあった)だ。しかし,この話はオリンピックがどこで開催されようが、リアルタイムで大会を観戦できる現在においては、むなしいものがある。どこで開催されようとオリンピック精神を目の当たりにし,感動することができるからだ。時差のためにそれがむずかしいなら,後で,オリンピックのフィルムを使って映画を作ればいい。経済大国ならば芸術大国となり、それが可能なはずだ(かつて、フランスのクロード・ルルーシュと日本の市川昆が見事にオリンピック映画を作った)。また、時差があるにもかかわらず臨場感あふれる放映を提供できるかどうかは各テレビ局の腕とスポンサーの金次第ではないだろうか。
 ところでこのオリンピック、何年に開催のものだろうか。東京の立候補を決めた都知事の思惑は、さまざまな問題で国内がまとまらなくなって対外戦争に活路を見出そうとしたかつての独裁者のように思えるがどうだろうか。「オリンピック招致」という、絶対的「是」とも言える共通の価値観で東京都民は一丸となり、「シカゴ」など諸外国都市に勝利する。こうして、東京は百年に一度という不景気を敢然と乗り切って行くというわけだ。
 冗談ではない。
 今のところ、都知事が計算したほどには,都民たちは血眼になってオリンピック招致を唱和していない。都民でもない僕が口を挟むのもなんだが、運動がこのまま盛り上がりに欠け、そのうち僕のように他の町(シカゴ以外、できたらリオがいい。きっとブラジルは東京に感謝してくれるに違いない。また,ブラジルがもっと豊かになればアマゾンの原生林伐採も減るかも)を応援しだしたら,おもしろいのだが・・・
 ちなみに,以前パリとロンドンが立候補して,結局北京の次はロンドン開催が決まったが,あれも鼻白んだ。東京同様,これら二都市も、他の未開催地都市を応援すべきだったのだ。もっともパリは,そのためかどうか知らないが,盛り上がりに欠けてロンドンに負けた。
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オピニオン | 09:40:12 | Trackback(0) | Comments(0)
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