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石田明生

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オリンピック招致問題
 先日,文京区のある中学校の前を通りかかって驚いた。日曜日のために学校は閉まっていたのだが,それでも通行人にわかるように『オリンピックを東京で!』のキャンペーンがかかげられていたのだ。2016年夏季大会を東京に招致しようという、東京都知事たちの運動はいよいよ区立の中学を(ということは小学校もだろうか。また、都立高校はどうか)巻き込んで、ヒートアップしたということか。
 この中学校・・・名前は「九中」という、六義園近くの中学校・・・の先生方や生徒及びその保護者の方達も全員、オリンピック招致に賛成しているのだろうか。とうていそうは思えない。そうは思えないが,屹立した中学校の校舎から発せられるキャンペーンは、そんな反対票をも無視して蹴落とす、ファッショ的な力を感じさせる。


「東京でオリンピックが開催されるといいよね」
「世界中の一流選手が見られるといいよね」
「オリンピックがきっかけで景気がよくなるといいよね」
等々、いいこと尽くめを生徒たちに説明してオリンピック招致を、学校全体のキャンペーンにし、あたかも子供たちの自発的な願望のようにしているのではないだろうか。もしそうなら、これはまさにファシズム的レトリックということになる。
 日本もかつて「東京オリンピック」を契機に、経済大国への歩みを確実なものにした。もしかすると、中学生にこの「歴史」をも説明し,オリンピック開催の必要性を説いたかもしれない。
 だがその時,そういう「歴史」が必要なのは、かつての日本がそうであったように、いわゆる先進国と目される国ではなくてこれからの発展が大いに期待される国だということを、大人たちは生徒たちにしっかりと説明しただろうか。
 こんなことを言うと、そういう国、このたびのブラジルよりも、東京やシカゴのほうが経験があるので遺漏のない開催が可能であるし,なによりも環境にやさしい大会を創出することができると主張するかもしれない。けれども、それならば、東京は,つまり日本はそういう大会ができるように、リオ開催を指示し、南半球初の大会に協力すればいいではないか。それこそ、オリンピック経験国の責務だ。
 ところで、オリンピック招致反対運動がネットで展開されていることを最近知った。この『東京にオリンピックはいらないネットの活動』は、ナワル・エル・ムータワキルIOC評価委員会委員長宛に反対の声明を送ったらしい。その理由の第一に挙げているのは,日本には地震のリスクがつきまとっていること、第二に開催指示の世論の低さだ。
 この第一の理由は、考えてみれば恐い話だ。これではオリンピックにかかわらずどんなイべントも、地震の脅威にさらされているために、長期的な計画を立てられなくということを意味している。地震国の自信のなさということか・・・
 この文面の最後に参考資料がついていたが、それ(NHKラジオ「私も一言!夕方ニュース」という番組)によると《立候補4都市のうち、どの都市での開催を望むかという視点でインターネットアンケートを行っており、リオデジャネイロが1位という結果》らしい。少しうれしい日本人が出て来た。さらに頑張って、リオデジャネイロ指示にまでアップデートして欲しいものだ。
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雑感 | 04:18:02 | Trackback(0) | Comments(0)
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