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刑務所で熱中症死
 最近の酷暑ニュースとともに、必ず報ぜられるのが熱中症による死亡事故だ。
 この熱中症という病名は、子供の頃には聞いたことがなかった。日射病とか熱射病、あるいは霍乱(かくらん)と呼ばれていたように思う。特に、「『かくらん』に気をつけろ」と言われると、恐ろしかった。まるで「人さらい」にでも狙われているかのようだった。だから、必ず帽子をかぶって遊びに出たものだった。
 確かにこの「熱射病」「かくらん」という病名は、辞書によると、「長い時間強い直射日光を体に受けた結果起こる病気」とある。帽子をかぶるのは正解らしい。
 ところが最近よく耳にする熱中症という病気は、暑い環境は同じでも、必ずしも炎天下で起きるとは限らないようだ。たとえば、室内でも熱中症にかかるというから、かくらんよりも怖い。つまり、熱中症という病名は「熱射病・日射病、かくらん」という病名よりも意味範囲がずっと広い。
 ところで先日、大阪の刑務所で入所者が熱中症で亡くなったというニュースが飛び込んだ。もちろんどんな人でも熱中症になりうるのだから、入所者でも例外ではないだろう。驚いたのは、刑務所の管理者のコメントだ。「部屋はちゃんと24度Cになって」いたと弁明した。24度Cという温度にも驚いたが、弁明の仕方が変だ
 我が家でさえも冷房の設定温度は26度にしているというのに、刑務所の部屋は24度なのか、と思わずうなってしまった。なにもムショ暮らしの人をいじめるつもりはないし、過酷な環境を強いるつもりも、まして彼らを非難するつもりもない。非難の標的は、その管理者だ。
 このエコロジーの時代に、刑務所内で24度C環境が存在するとは。しかも、熱中症の犠牲者が出現すると、そのことを盾に弁明につとめるとは。亡くなった人が熱中症になったのは、まったく別の原因がある筈なのに、部屋が24度Cにしてあったのだから、まるで管理者側には責任がないという態度だった。むしろ、それほど高くない温度でなぜ熱中症になったのか、推測でもよいから報告すべきではなかったのではないか。
 そのほうが、社会に注意を喚起するという意味でも、ニュースとして価値があったと思うが、どうだろう。
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雑感 | 08:30:48 | Trackback(0) | Comments(0)
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