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石田明生

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二十一世紀都市のパリを歩く・・・デファンス
パリはいつの時代も最先端
ロマネスクからゴチック様式
イタリア・ルネッサンスの息吹に触れると
パリはもう止まらない、止まれない。
バロック、ロココ、ネオ・クラシック
ロマン派、レアリスム、サンボリスム
デカダン、印象派、フォーヴィスム
キュビスム、ダダイスム、シュールレアリスム
アプレ・ゲールからヌーヴェル・ヴァーグ
構造主義からポスト構造主義、ポスト・モダンまで

Grande Arche2.JPG
《ル-ヴルから延びた都市軸の西の果て「グランド・アルシュ」》

都市軸は西へ西へと延び続け
ル-ヴル、テュイルリ-、コンコルド、シャンゼリゼ、ポルト・マイヨー
そして今・・・デファンス

おじさん.JPG
《反り返って「グランド・アルシュ」を見上げるおじさん、グランド・アルシュ下のオブジェ》

下では「反り返りオジサン」がよいしょ、
とばかり双眼鏡でアルシュを見上げていました。
すると・・・

そっくり返り.JPG
《反り返りオジサンと一緒に反り返る女の子》



 ル-ヴル宮殿の「クール・カレ(方形の庭)」から西に延びる都市軸はデファンス地区の中央に位置する「グランド・アルシュ」で現時点では終わります。
 実はこの二つの地点は110mという数字の深い絆で結ばれています。
 デンマ-ク人オットー・フォン・スプレケルセンが世界中の応募者の中から、このモニュメントの設計者に選ばれたのは、まさにこの数字ゆえでした。
 つまり、この新時代のモニュメントがルネッサンス時代の建造物をしっかり意識していることを示すために、ク-ル・カレの一辺の長さ、110mを、立方体をしたグランド・アルシュの一辺の長さにしたのです。

凱旋門.JPG
《デファンスから凱旋門を望む》

Grande Arche.JPG
《振り返ってグランド・アルシュ》


 こうして、二次元であったルネッサンスを三次元の二十一世紀につなげました。
 真ん中の空間部分にノ-トル・ダム大聖堂がすっぽりおさまる寸法であるのも、大きな時代の流れを感じさせます。
 空間の左側に、国土整備省、住宅省など官庁が、右側には民間のオフィスが入っています。
 空間部分に見える柱様の物はガラスのエレベーターの枠組みです。これで一挙に100m登ります。上には展示会場があり、美術展などが催されています。屋上は、ヘリポートです。
 メトロ1号線に乗り、終点で降りますと、巨大なグランド・アルシュの下に出ます。

ミロ.JPG
《ホアン・ミロ作、鮮やかな色のオブジェ(二人の人物)》

ミロとアルシュ.JPG


 デファンス地区はいっさい自動車の排除された世界、まさに歩行者天国です。車やバス、電車はすべて地下に追いやられています。
 ここでは110mのグランド・アルシュはむしろ背が低いほうで、40階以上の建物がひしめいています。しかもそれがほとんどがガラスでできていて、光を反射して万華鏡のように輝きます。

Palais de la Defense.JPG
《パレ・ド・ラ・デファンス(CNIT)》 この斬新な建物もデファンスの顔です。
中には、フナックなど様々な店やオフィスが入っています。


メリーゴーランド.JPG

《グランド・アルシュとメリーゴーランド》


フランス人はメリ-ゴ-ランドが大好き、いたるところにあります。

町並み.JPG
《デファンス広場から見たデファンスの町並み、左が Cnit 、中央の赤いオブジェはアレクサンドル・カルデ-ルの作品、黒いビルは高層の「フィアットビル」》

赤いobjet.JPG
《アレクサンドル・カルデール作「赤い静止」》

円盤.JPG
《EDFビル入口》

ビル.jpg
《斬新なEDFビル》

虹の建物.JPG
《シュミネ・ド・モレッティー(モレッティーの煙突)》


 レイモン・モレッティーの虹色のオブジェのような作品は、実は地下の自動車のための排気孔です。

虹ビル.JPG
《シュミネ・ド・モレッティーの拡大》


 デファンス地区の美しさは、ガラスのビルの壁面に互いに映る、光の戯れにあります。新しいビル街の美と呼べるのかも知れません。

Defense.JPG
《デファンス像(バリヤス作)》


 デファンスとは「祖国防衛」の意味で、1870年の普仏戦争の時のパリ防衛の記念碑(翌年バリヤス製作)にちなんでつけられました。
 背景にある斑のビルは「クール・デファンス(クールはハートの意味)ビル」

カラフルな滝.JPG
《アガンの泉 Fontaine d'Agam 》


 カラフルな滝が美しい。この滝の左側に「デファンスの像」が立っています。

滝.jpg
《アガンの泉とク-ル・デファンスビル》

テラスから凱旋門.JPG
《ド・ゴ-ル将軍遊歩道から凱旋門を望む》

はるか彼方に凱旋門が見えます。
望遠鏡があれば凱旋門のアーチの中にその先のル-ヴルも見えるはずですが・・・

水盤と凱旋門.JPG

《「バッサン・タキス(タキス泉水)」から、遠く凱旋門を望む》


 49個の金属製の飾りが水に映り、パリの町が幻想的に見えます。

 グランド・アルシュからぶらぶら歩いて来て、ちょうどひと駅、ひとつパリ寄りの駅に到着しました。地下に降りるとビジネスマンのような人たちが歩いている像が何体もありました。それもうなずけます。このデファンス地区は巨大なビジネス街ですから。

ビジネスマン.JPG

《エスプラナ-ド・ド・ラ・デファンス駅の人像群》

ベンチ.JPG
《金属製のベンチ》


 メトロのホームに来ると、金属製の美しいベンチが疲れたぼくたちを待っていました。うれしそうに腰掛けましたが、この線はメトロの1号線、すぐに電車はやって来ました。
 二十一世紀のパリ、デファンスはこれからの都市の未来を表現している一枚の画布なのかも知れません。人と自然、人とハイテク、人間と美、それらの融合と調和への挑戦はこの作品の大事なテーマとなっているのでしょう。
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パリ散歩 | 21:28:47 | Trackback(1) | Comments(0)
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ダダイスムについて
ダダイスムダダイスム(Dada?sme)とは、1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動のことである。単にダダとも。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする 2007-04-22 Sun 11:06:26 | デザインの杜

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