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石田明生

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孫話をもうひとつ
 昨日、原爆投下の軍人とトルーマンの孫の話をしたばかりだったが、すると今朝、8月18日(水)の毎日新聞に今度は沖縄守備隊約10万人を率いた司令官牛島中将の孫が登場した。彼は現在小学校の教師をし、平和教育に力を注いではいたが、ずっと沖縄には触れることができなかったらしい。辛い年数を重ねたことだろう(国民性の違いと言われればそれまでだが、米国の二人からはその「辛さ」が伝わって来ない)。
 彼は、94年に教員の平和学習ツアーで初めて沖縄を訪れ、祖父の足跡をたどり、生存者の方の証言を聞き、ついにひとつの結論に達して、現在は沖縄について積極的に取り上げ、教えるようになった。その結論とは、「軍隊は住民を守らない」。つまり、優しい人間だったはずの祖父の辞世の句(秋待たで 枯れ行く島の青草は 皇国の春に 蘇らなむ)にも、自決後の命令(「最後まで敢闘し、悠久の大義に生きるべし」玉砕命令)にも、どこにも人情が見えないのだ。
 もちろん、孫の牛島氏は祖父とは違う。それでも、時代の中で祖父(や軍部の人たち)がどうしてそうなったか、優しい人柄も賢さも兼ね備えていたはずの人がどうして非人道的な迷路に迷い込むのか、当人の孫だからこそ語れることがあるはずだ。太平洋の彼方の昨日の孫たちとはずいぶんと違う。
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雑感 | 06:25:27 | Trackback(0) | Comments(0)
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