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石田明生

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キリストの名を持つ町
 「キリストの名を持つ町だからこそ、奇跡が起こって欲しい」と、前回祈りにも似た気持ちで書いたが、残念ながら奇跡は起こりそうもない。今やクライストチャーチからのニュースに「生存者」という単語が消えた。
 そのかわり、でもないだろうが、語学学校のあったあのビルの耐震問題に話題が移りつつある。まったくだ。地震のニュース映像が飛び込んできた当初から、あのビルだけがほぼ完全に倒壊していたことに誰でも違和感を持っていたはずだ。評論家諸氏は映像を見るたびにやれ「ねじれ」だとかやれ「老朽化」だとか、いろいろなことを言っていたが、意外や意外、「手抜き工事」という言葉は耳にしなかった。なぜだろう。
 今朝のニュースでは、ニュージーランドにおいて昨年9月の地震を受けて行われた建物の調査の基準と結果が報じられていた。建て直し勧告はレッドマーク、注意勧告はイエローマーク、問題なしはグリーンマークがつけられたと言う。問題のビルは、驚いたことにグリーンだったという。これはなにを意味しているのだろう。ビルの人や近所の人の証言によると、昨年の地震のあと、ビルの壁には亀裂が走り、どう見ても安全基準を満たしていなかったらしいのに。
 残念ながら、テレビ出演の評論家諸氏はそれについて、首を傾げるばかりで意見らしい意見を述べることはなかった。たとえばこの地震が中国やロシアで起こったならば、ビルの所有者と検査官の癒着、袖の下等々の憶測が飛び交ったかもしれない。どうやら、日本からするとニュージーランドはきわめてクリーンな一等国というイメージが定着しているらしい。もっとも、だから語学留学生が日本からたくさん行っていたのだろうが・・・
 とはいえ、現実としてニュース映像に無惨な姿をさらすビルは能弁に異常性を物語っている。どうして、目視検査だけでグリーンだったのか、これから徹底的な究明を望む。
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雑感 | 09:01:54 | Trackback(0) | Comments(0)
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