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石田明生

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まるで植民地化された国のような・・・
 小学校で英語教育がなされているらしい。始まってしまったことに、今更文句を言ってもおいそれとは変えてくれないだろうが、文句のひとつもいわなければ「小学校の英語教育賛成」と思われてしまう。だから、はっきり言っておこう。「反対」と。
 なぜ小学生から英語を学ばせるのか、その意図が分からない。多分、小学から学ぶことにより外国語の修得率があがると考えているのだろう。はたして本当にあがるのだろうか。あるいは、目的は外国語習得そのものというより、外国語を学ぶことで外国の文化に早くから接する体験学習を目指しているのだろうか。それならば、なぜ学ぶべき外国語が英語なのか、理解に苦しむ。というのは、日本人が一番接して、理解しなければならないのは韓国・朝鮮の人たちと思われるからだ。在日韓国人の人たちもたくさんいる。特に隣国同士のために摩擦が生じやすい環境にある。そういう意味では中国語の学習も重要だ。日本が、小学生のときから中国語や韓国語の教育に熱心だという姿勢そのものが隣国に好ましく映るだろうし、隣国の言葉を使いこなせる人が増えれば、それだけ交流も盛んになるだろう。東アジア全体の発展にもつながる。ついでにいえば、ロシア語もやればいい。今までよりも発展的な関係が構築でき、北方領土の問題も少しは進展するかもしれない。


 それなのに、学習する外国語がどうして英語なのか。もちろん、世界でもっとも使用されている言語だからであり、世界一の経済大国で日本の同盟国・アメリカの言語だからだろう。でも、意地悪くいえば日本に勝利し、日本を支配的に指導してきた国の言語だからともいえる。
 そうだ、「小学校の英語教育」と聞いて僕がおもしろくないのは、日本が旧宗主国の言語をありがたがって学習しようとしているように見えるからだ。そういう国は残念ながらアジアに多い。アフリカにも多いかもしれない(その場合、英語もそうだが、フランス語もあり)。
 このことを考えるとき、逆を設定してみればことは簡単だ。たとえば、アメリカの小学校で外国語を学習しているだろうか。もし学習しているとすれば何語を? イギリスでは? フランスでは? これらの国の小学校における外国語教育については寡聞にしてよく知らないが、やっているとは思えない。
 要するに、小学校における英語教育は、日本が英語圏の国(とりわけアメリカ)の植民地化という錯覚(本当に錯覚ならいいが)を抱かせるのだ。そして、その感を強くさせるのは、京浜東北線や山手線、中央線や地下鉄の車内での英語放送案内だ。毎日毎日、あの英語を聞いていると乗客たちは耳慣れて違和感がなくなり、あの植民地的な環境が当たり前になってしまうのではないかと危惧している(もうすでになっているかもしれない)。どうして、乗客たちは腹を立てないのだろう。どうして日本人はあのけたたましい英語の発声を容認しているのだろう。新幹線や寝台特急のような非日常的な車内なら頷けるが、生活の一部ともなっている通勤線の中での英語による放送は、利用している外国の人にとっても同様に日常空間であるが故に必要がないし(たまには旅行者の方もいるだろうがそのときはそのときだ)、機械音特有の騒音で快適性を損なっている(百歩譲って、車掌が直接英語で話しているのならまだ許せるような気がするが)。もしあの放送がなくなれば、どれほどの節電になるかわからないが、これを機会に止めて欲しいものだ。
 小学校の英語教育と車内の英語放送、この二つは根がいっしょのように思えるが、どうだろう。
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雑感 | 19:02:40 | Trackback(0) | Comments(1)
コメント
英語教育@小学校
娘が板橋区立の小5ですが、今のところ、週1、2回で「お遊び」みたいな感じです。異文化理解にも、外国語導入の面でもまったく物足りない内容です。
少なくとも娘の通う学校では圧倒的に国語の時間数が多く(ついで算数)、カリキュラムとしてはいびつなところは私は感じません。

外国語学習では韓国語や中国語のような選択肢があれば望ましいですが、予算、人材の関係で難しいのだと思います。もちろん英語が特権的外国語となっている日本では英語以外の外国語を公教育に導入するのはかなり難しいのが現状だとは思いますが。一部の公立高校や私立の名門では第二外国語を取り入れるところが少しずつ増えているようです。

フランスでは小学校から外国語教育が取り入れられています。地域によって違いがあるのかもしれませんが。私の知り合いのパリの小学生は英語ともう一つ別の言語を学校で勉強していました。普通の公立の学校に通っている子です。EUが多言語主義の立場をとっているので、加盟国の学校では母語以外に二つの外国語の習得が期待されていると聞いたことがあります。
2011-06-20 月 02:02:31 | URL | カタヤマ [編集]
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