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石田明生

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パリの二日目
 二日目は、凱旋門から始まります。
 オペラ座でバスに乗り、まずは凱旋門に向かいます。我がチームは年配ぞろいですので、移動は可能な限り乗り合いバスを使います。メトロの方が便利なのですが、どうしても階段を使わざるを得ません。それに、なんと言ってもバスでの移動は車窓の眺めを楽しめます。

ら・マルセイエーズ          拡大 マリアンヌ
フランソワ・リュード作『ラ・マルセイエーズ』 (拡大して)義勇兵を導くマリアンヌ

 凱旋門の四つの足にはそれぞれ美しい浮き彫りがありますが、その中でも群を抜いているのがこのリュードの作品でしょう。正式題名は『1792年の義勇兵の出陣』ですが、一般にフランス国歌の題名『ラ・マルセイエーズ』と呼ばれています。


 ルージェ・ド・リールがこの歌を作曲したときは、軍はアルザスにあって『アルザス方面軍の歌』と呼ばれていました。それなのに方面としたらまったく逆の南の都市の曲名がついたのは、あるいはパリッ子たちの勘違いからかもしれません。この勇ましくて、調子の良いマーチは当時人気があったのでしょうか、マルセイユの義勇兵たちがパリに入城したとき、この歌を歌っていたそうです。そこで、「マルセイユの歌」と呼ばれてしまったのでしよう。
 この歌は、革命以降も、革命を象徴する歌として貴族やブルジョワたちを震え上がらせたそうですが、正式に国歌となったのは、第三共和制の1879年でした。
 彫刻家のリュードはディジョンの出身ですので、そのブルゴーニュの首都に「リュード美術館」があります。こじんまりした美術館で、訪ねる人も少ないようですが、この大作を作った過程を知ることができます。無料で入れるのも嬉しい美術館です。

一兵士の墓
凱旋門下無名兵士の墓

 凱旋門の下には、第一次世界大戦で戦死した一人の無名兵士の墓があります。匿名の一人に戦没者全体の思いを凝縮させているところは、さすがフランスという感じがします。これならば、だれでも安んじて手を合わせることができます。
 我ら一行は凱旋門をあとにして、シャンゼリゼ通りを東に向かいました。
 シャンゼリゼ通りは、広い歩道いっぱい、ぶらぶらと自由にぶらつくのがみそです。そして、どういうわけかいつもよい天気で(今までいつも晴れていて、雨のシャンゼリゼなんて想像つきません)、日が照っていて、マロニエの木陰がほどよい涼気を与えてくれます。すると右手に「ルイヴュトン」の店が見えました。強い好奇心に刺激されて、女性軍は店内に・・・
 いっかな出て来ない女性軍に、待ちくたびれて業を煮やした男性軍たち(僕は次の予定が心配だった)の一人が、ついに店内に呼びに行きました。彼が帰ってきて言うには、「よかった、よかった、呼びに行ってよかった。女房の奴、もう少しでなんだかつまらないものに、二万円払って買いそうになっていた。こんなちゃちな財布みたいなものだぜ」彼は両の手の人差し指で10センチほどの間隔を示しました。

マカロン
シャンゼリゼ通り、「ラデュレ」

 こうしてシャンゼリゼ通り第一の難関を過ぎました。しかし、第二の難関はそうは行きません。またもや女性軍、一団となって「ラデュレ」の店に入り込みました。男性軍はその先のカフェで一休みです。しばらくすると、彼女たちは戦利品のマカロンを持ってカフェに入ってきました。早速紅茶を頼み、味見です。
 シャンゼリゼ通りを右に曲がり、アレクサンドル三世橋を渡ります。この橋の美しさもさることながら、橋からの眺めが絶景だからです。

橋からの眺め
アレクサンドル三世橋からエッフェル塔

 橋を渡り左岸に入ると、そこは広大な「アンヴァリッド広場」です。緑の絨毯が敷き詰められただけの広場ですが、軍事博物館の上に顔を出している黄金のアンヴァリッド教会のドームは見るものを圧倒します。そのドームの下には大ナポレオンが眠っています。
 その広場内にあるバス停でバスを待つこと約10分ほど、我々は69番のバスに乗り込みました。一挙にバスチーユ広場まで運んでくれるはずです。

記念塔
バスチーユ祈念塔(1830年の七月革命の犠牲者を祀る)

 どうしてバスチーユ広場まで行くかですって? 今日は木曜日ですので、バスチーユの市を見学し、昼食をムール専門店の「レオン」で食べたいからです。前者の方は残念ながら、ルイ・ヴュトンに時間をとられたので実現しませんでしたが、ムール貝はやたらと食べることができました。

レオンバスチーユ
「レオン」

 昼食後は、ルーヴル美術館にまっしぐら、たっぷりと美術鑑賞を楽しみました。
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パリ散歩 | 17:56:52 | Trackback(0) | Comments(0)
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