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テレビ放映しない権利
 今柔道界が騒がしい。思えば,体罰問題が全国的レベルに達したのは大阪の市立高校での痛ましい事件からだった。柔道界に限っていえば,昨年の「内柴事件」という破廉恥な犯罪(まだ控訴中なので犯罪と言えるかどうかわからないが,何らかの罪を犯したことには違いない)から、ハラスメント問題は起こっていた。
 この度の女子柔道家たちの訴えはいちいちもっともだし,それに対するJOCの対応のふがいなさには、どなたでも怒り,あきれかえっていることだと思う。
 そして,今日の新たな声明である。それによると、昨年五月に行なわれたロンドン五輪代表発表の際、JOCは候補選手を一堂に集めて,代表を発表したというのだ。しかもそれをテレビ中継したというのだからあきれる。あのJOCの人たちには,人情とか思いやりとか、相手の立場に立ってものを考えるという心遣いはひとかけらもないのだろうか。
 今日テレビでそのニュースを見ていたら、ニュースキャスターやらゲストやらが,「そういえばテレビでそれを見たとき何ともいえない気持ちになりました」等々、わいわいのたまっていた。
 しかし,僕は言いたい。その発表のとき、そのテレビ関係者は「どうしてテレビ中継を拒否しなかったのか」。残念ながら,その模様を僕は見なかったし,番組そのものを知らなかったが,もしも,発表待ちしている候補選手たちを、他者を慮って喜びをかみしめ、悔しさをひた隠すまな板の上の鯉のような立場の選手たちを画面に映し出していたなら、それはあまりに残酷というものではないか。今頃になって,彼らテレビ関係者は憤慨している。なぜそのとき,テレビ中継拒否という形で抗議しなかったのか。テレビ放映する権利はもちろんあるだろうが,放映しない権利もあるのではないか。
 少なくとも,当時を悔やんで反省の念を表明してもいいのではないか。それどころか、みごとに,もののみごとに彼らはJOCに対する怒りの中に身を隠していた。なんと都合の良い人たちだろうか。

追記 : これを書き終わってから,YouTubeで代表選手発表の模様を見た。選手たちの表情は葬式の時よりもひどい苦悩に満ちていた。しかもあろうことか,吉村という委員長は男子選手の発表時に、「平岡」という選手の下の名前が読めず,失笑を買い、それを冗談めかしてごまかし、笑っていた。
 名前の発表の度に,カメラを選手の顔に向けていたが、やはりあれは残酷だった。百歩ゆずって、会長・監督の発表シーンの放映はよしとしても、読み上げられた候補選手をいちいち映すことは拒否すべきだったと、あらためて思う。
追記2 : 先ほど,フジテレビが昨年の発表会放映に着いて「配慮が足りなかった」と発表した(ネット上で知る)。
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雑感 | 17:40:26 | Trackback(0) | Comments(0)
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