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光の画家、ジョルジュ・ラ・トゥール
 ラ・トゥールについては説明の用もないだろう。もっとも人気の画家だ。とくに、か細い光に浮かび上がる人物の描写は他に類を見ない。

ラ・トゥール.JPG
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593-1652)【聖アンヌの聖母マリアへの教育】

 聖アンヌはマリアを処女懐胎した、というのがカトリックの教えらしい。ということは、マリアもイエスを処女懐胎したから、処女懐胎はニ代続いたことになる。
 アンヌは穏やかに、静かに娘のマリヤに教育を施す。おもしろいことに聖書の時代にはなかったはずの書物を、しかもまだ絶対にあり得ない聖書(絵画の世界ではいつもゆるされるアナクロニスム・・・もっとも「旧約聖書」なら別だが)を用いていることだ。もちろん衣装等、まわりの環境も17世紀になっている。

63.jpg
【聖アンヌの聖母マリアへの教育・部分】

 リュミエール(光)は知性を意味する。ロウソクの炎の光を透かす手は、そのままマリアの知性を象徴しているのだろうか。


ヨゼフ.jpg
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール【大工ヨゼフ】

 ここでも、聖アンヌが娘マリアに教育しているのと同じ精神風景が描がかれる。
 息子のイエスが父親の大工ヨゼフの仕事を手伝っている。これもやはり父から子への教育なのだ。
父親の一挙手一投足を感嘆と尊敬の眼差しで見る息子イエス。これに勝る教育があるだろうか。

イエス.jpg
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール【大工ヨゼフ・部分】

 そして、子供の手はやはり英知の光が透けて、明るみを持つ。手に精神性が込められた、ラ・トゥールならではの作品だ。
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美術鑑賞 | 22:50:00 | Trackback(0) | Comments(3)
コメント
昨日、無事帰国しました。ラ・トゥールはルーブルにたくさんあったのですね! 一昨年、西洋美術館で展覧会見て好きになった画家の一人です(笑)
光の表現とか、普通に美術初心者が見ても凄いと感じます。
2007-03-26 月 21:18:05 | URL | titanx2 [編集]
titanx2さん、お帰りなさーい。
titanx2さんのブログを拝見しましたがルーヴルは大急ぎで回られたようですね。
ラ・トゥールの絵までたどり着けなかったのですね。
次回のお楽しみにとっておきましょう♪
私たちも一昨年「ラ・トゥ-ル展」見ましたよ。
2007-03-26 月 23:39:36 | URL | コクリコ [編集]
titanx2 さん、おかえりなさい。皆さん、お元気ですね。
この度は良い思い出になった同時に、さらなる発奮材料にもなった旅行だったと思います。
そうです。ラ・トゥールはルーヴルにもあります。他に有名なので「いかさま師」があります。また、ナントの美術館にも彼の作品が2・3点あります。
ではまた、新学期に。
2007-03-27 火 13:23:53 | URL | スキピオ [編集]
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