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石田明生

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握手会
 このたびの「のこぎり魔」事件でいろいろなことがわかった。AKB48がだいぶ前から人気があるということぐらいは知っていたが、その実相まではよくわかっていなかったと言うべきだろう。
 彼女たちは、もちろん歌手なのだろうが、歌を売るだけではなく、販売しているCDに握手券なるものが入っていて、それをためると、回数か握手時間の長さか忘れてしまったが、とにかく、ファンはAKB48の少女の手に長い時間触れることができるということだ。
 日本では、どうやら握手ということに独特の意味があるらしい。僕がつきあっているフランス人は、男同士なら握手、女性とならビーズという軽いキスが当たり前だ。日本では、男同士でも、よほどのことがない限り(久しぶりの邂逅とか、永の別れとか、酔っているとか)、握手をしない。まして男女では・・・そのために、握手に意味を求めようとするのか。


  ある駅前で、「10万人と握手することを目標」に、道行く人に声をかけ、やたら握手を求めているおっさん(おっと失礼)、中年の人が立っている。あうたび握手したそうにこちらに流し目を送っている。何ともうざい話だ。その人は国会か都議会か知らないが、議員候補と思われる。握手という行為が、いったい国政や都政とどんな関係があるのだろうか。それとも、握手には窺い知れぬ魔力があるとでもいうのだろうか。
 もしそうなら、AKB48の少女たちの握手攻めも十分根拠ありと言うべきだろう。いや、じっさいCDの売り上げは、噂によると大変な数に昇るらしい。売り手にしてみれば握手は打ち出の小槌とでも言うべきか、大成功だ。
 ところで、CDを何枚も買い、大枚をはたいて、少女の肉体の一部に少しでも長く触れようとしている人とはどんな人だろうか。それがこのたびの事件で明らかになった。事件のときに、握手会にいた人たちにインタビューをしたからだ。彼らは、全国で見られているのもものかわ、恥ずかしげもなく嬉々として、そのときの混乱ぶりを語っていた。それを見たときには、何とも言いようのないショック、めまいでも起こしそうなショックを受けた。テレビ画面に表れたその男たちは、もちろん小・中学の少女ではなく、産毛が生えかけた思春期の少年でもなかった。それどころか、なんと、無精髭が生えていそうな立派な大人ではないか。
 時代時代にいろいろな流行りの形態はあるだろうが、少女たちの幼げな(幼稚とは言うまい)歌と踊りに、少女たちの小さな手のひらに、大人が夢中になる時代が来たと、思えばよいことなのだろう。
 今学期、ある大学のあるクラスの一年生が、一番前の席に腰掛けて、授業に臨んでいる。彼の下敷にはかわいい女の子の写真が大写しされて、そこにはローマ字でJURINAと書かれていた(名字は忘れた)。聞けば、AKB48のひとりだそうだ。暑がりの彼は、その下敷でいつも自分をあおっている(パタ、パタ、パタ)。「暑い、暑い」と言いながらも、そのうれしそうな顔。彼も、JURINAさんとの握手を夢見て生きているのだろうか。それとも既に参加しているのか。今度きいてみよう。
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その他 | 16:20:24 | Trackback(0) | Comments(0)
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