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石田明生

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映画『Belle et Sébastien』
 機内で見た4本の映画の中で、どうしても語りたいのは、フランス映画『Belle et Sébastien』だ。そう、驚いたことに大韓航空にも関わらず、フランス映画を上映していたのだ。しかも、2013年制作だから、新作といってもいいだろう。ただし、字幕は英語か韓国語を選択(英語を選んだ)、台詞はもちろんフランス語だ。当然、聞き取りは難しいので、作品の完全な理解に至ったかどうか少々心もとない。
 それにしても美しい映画だった。Belle とは、『美女と野獣』のベルと同じ名前だが、ここのベルは大型のピレネー犬だ。ひょんなことで出会った少年セバスチャンが犬の美しさに感動してつけた。
 You tube に予告ビデオがある。以下をクリックしてください。

http://www.youtube.com/watch?v=lsHJK0bgyRw

http://www.youtube.com/watch?v=Cne9AtOHkXk

 二番目のデモの歌はこの映画の主題歌で、歌っているのは現在活躍中の歌手Zaz、そういえば、「驚異の歌声」という番組で以前紹介されたことがあるので、知っている人もいるかもしれない。また、二曲目の歌は L'oiseau という名曲で、Zazは淡々と歌っているが、右側にある少年少女のグループVox angeliの歌い方は、もっとドラマチックだ。一聴の価値あり。 



 アルプスの小さな村で、セザールじいさんに孤児として育てられたセバスチャンと、偶然出会う犬・・・ひどく薄汚れていて色さえわからなかったが、水浴の後、真っ白な雌犬であることがわかり、ベルと名付けられる・・・との物語。
 平和なその村では、羊が何かオオカミのような動物に襲われたという噂が流れ、一匹の野良犬が狙われることになる。その野良犬は不思議にもセバスチャンにはよくなついたので、いつしか子供にとって犬は無二の親友か愛する恋人のようになる。セバスチャンは、命を張ってベルと名付けたその犬を守る。
 しかし、この静かな村の運命を変えるのは、ドイツ軍の到来だった。時代は、第二次世界大戦下、ナチス占領下の時代だったのだ。セザールじいさんやセバスチャンの仲間のユダヤ人の命が危ない。
 ベルとセバスチャンは、ナチスに追われたユダヤ人をスイスに連れてくために、雪のアルプス山脈を行く。

 この物語は、1960年代に26分のエピソードを13回にわたってテレビ放映された『ベルとセバスチャン』を、ニコラ・ヴァニエ監督が映画化した、いわゆる劇場版だ。元々の物語には、ナチスは出てこないようだ。多分、映画化に当たって、ドラマ性を重んじ、緊張感を持たせようとしたのかもしれない。
 さいわいこの度、パリの古本市でそのエピソードのうちの二冊を手に入れることができた。これからゆっくり読むつもりだ。
 ところでこの映画、日本上映に際してタイトルが『ベルとセバスチャン』のままとは思えない。どんな邦題にしたらよいだろうか。第一候補は『犬と少年』、第二候補は・・・『アルプスの少年』くらいにしておくか。当たりそうもないな。
 とにもかくにも、早い日本での上映を望む。

追記 : ネットで調べたところ、このテレビの『ベルとセバスチャン』は、1981年頃、『名犬ジョリー』という題名でアニメ化され、日本でもテレビ放映されていたそうだ。ご覧になった方も多かったかもしれない。このアニメは原作同様、ピレネー山脈が舞台になっているということだ。
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映画評 | 05:45:23 | Trackback(0) | Comments(0)
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