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大詩人アラゴンの詩を読む
 今回は、フランス20世紀を代表する大詩人、ルイ・アラゴンの詩を紹介します。この詩にシンガーソングライターのジャン・フェラが曲を付けて歌っています。詩はもちろんのこと、メロディーとフェラの声がすばらしいのですが、残念ながらここで聴くことができません。このアルバムのタイトルは『フェラ、アラゴンを歌う Ferrat chante Aragon』です。

アラゴン.JPG


フェラ.JPG



 ちなみに、この詩に登場する「君」とは、アラゴンの詩『エルザの瞳』で有名な、これまたロシアの大詩人マヤコフスキーの義妹「エルザ」のことです。アラゴンはエルザと運命的な出合いをして、生涯を共にします。手元の歌詞カードにも穏やかな老夫婦となった二人の写真があります。偕老同穴とは、まさにこのことかも知れません。


《君なしで僕はどうなるだろう》

僕を迎え入れてくれた君、君なしで僕はどうなるだろう
君なしで僕はどうなるだろう、眠りの森の鼓動なき心臓のような、
時計の文字盤で停止したままの、あの時間のような僕は
君なしで僕はどうなるだろう、この口ごもりの僕は

(繰り返し)

君からすべて教わった、人のことならなんでもかでも
それからは君のやり方で世界を見てきた
君からすべて教わった、泉で水を飲むように
天空の中にかなたの星を読み取るように
歌を口ずさむ通りがかりの人から、その歌を奪い取るように
君からすべて教わった、身震いの意味までも

---繰り返し---

君からすべて教わった、僕自身のことを
昼には明るくなることを、空は青いに違いないことを
幸福は、飲み屋のランプではないことを
君は僕の手を取ってくれた、この現代の地獄の中で
二人でいるということがなんだか人はもうわかりはしない、そんな地獄の中で
君は僕の手を取ってくれた、幸せな恋人のように

---繰り返し---

幸福について話す人は悲しげな目つきをいつもする
幸福なんて、失意のすすり泣きではないのか
ギター弾きの指先で切れた一本の弦ではないのか、そう言って
けれど僕は言いたい、幸福はあるんだ、と
夢の中なんかでもなく、空に浮かぶ雲の中なんかでもなく
ここ、地上、地上にこそ、幸福の寄るまだ見知らぬ港があるんだ、と

---繰り返し---


QUE SERAIS-JE SANS TOI

Louis ARAGON (1897-1982)

Que serais-je sans toi qui vins a ma rencontre
Que serais-je sans toi qu'un coeur au bois dormant
Que cette heure arretee au cadran de la montre
Que serais-je sans toi que ce balbutiment
(Refrain)

J'ai tout appris de toi sur les choses humaines
Et j'ai vu desormais le monde a ta facon
J'ai tout appris de toi comme on boit aux fontaines
Comme on lit dans le ciel les etoiles lointaines
Comme au passant qui chante on reprend sa chanson
J'ai tout appris de toi jusqu'au sens du frisson

----- Refrain -----

J'ai tout appris de toi pour ce qui me concerne
Qu'il fait jour a midi qu'un ciel peut etre bleu
Que le bonheur n'est pas un quinquet de taverne
Tu m'as pris par la main dans cet enfer moderne
O l'homme ne sait plus ce que c'est qu'etre deux
Tu m'as pris par la main comme un amant heureux

----- Refrain -----

Qui parle de bonheur a souvent les yeux tristes
N'est-ce pas un sanglot de la deconvenue
Une corde brisee aux doigts du guitariste
Et pourtant je vous dis que le bonheur existe
Ailleurs que dans le reve ailleurs que dans les nues
Terre terre voici ses rades inconnus

----- Refrain -----

Musique et interprete: Jean FERRAT (1930- )

(注:文字化けを避けるためにアクサン記号を省略しました)
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ポップ・フランセ | 18:17:46 | Trackback(0) | Comments(0)
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