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石田明生

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品の良い、エスプリの利いた風刺画を望む
 Charlie が新しい号を出した。彼らはこうなるとたとえ殺されても雑誌を出し続けるだろう。
 ただし、この度の表紙の絵を見て少しほっとしたのは、Je suis Charlieと言っている人物に名前がないことと、泣いていることだ。もしその人物がムハマッドだとしても、その涙は、愚かなテロとその犠牲者のために流していることになる。どんな人でも、まして預言者なら、今回の事件では涙を流さずにはいられまい。ただ、背景の文句「全ては許される」にはどんな意味合いがあるのだろう。まさかテロまで許されるわけではないだろう。
 Charlieという雑誌は、この度初めて知ったのだが、大部分の人たちも同じだろう。聞くところによると、「Harakiri」という新左翼の過激な風刺雑誌を受け継いでいるとか・・・前身のも今のもそれほどの発行部数はなかった筈で、せいぜい3万部程度だったらしい。そうなると今度の新刊雑誌の数300万冊はなんと100倍になる。今までの絵をいくつか見たが、えげつないものから、それなりにおもしろいものまで、要するにできふできがあるようだ。どちらにしても、客層はそれほど上品でも知的でもなさそうだ。今度の恐ろしいテロで有名にしてしまったと言うのが実情だろう。



 ところで、フランス政府は「テロとの戦争に入った」と宣言した。「戦争」という言葉は重たいにもかかわらず・・・しかも、戦争相手は実態が見えない残酷きわまりない組織なのだ。これから絶え間ない恐怖と戦わなくてはならなくなるだろう。敵は、不特定の散歩者や買い物客やドライバーを襲い、人質に取って何か(例えば雑誌Chrlieの廃刊や風刺画家の首など)を要求し、それがかなわなければ殺すかもしれない。公園で遊んでいる子供たちが狙われたらどうするか。ボコハラムもイスラム国もアルカイダも、ナイジェリアでは10歳の女の子を自爆テロに使った程だから、たとえ女子供でも容赦はしないであろう。それを非難するのはたやすい。が、実際に防ぐとなると難しい。この困難をフランスはどう乗り越えるのか。

 イスラム過激派に勝利するには、武力だけでは絶対に無理だ。最後の最後は心の問題になるだろう。
 世界中が、とりわけイスラム社会が、連帯して立ち向かわなくてはならないだろう。また、Charlieも、敵を刺激することだけが戦いの手段ではあるまい。販売部数の増えた今こそ、読者を思わず納得させる品の良い、エスプリの利いた冗談で、様々なテーマの風刺画を掲載すれば、自ずと連帯の輪も広がるだろう。
 ペンは全てに打ち勝つ。上品なペンはみんなを幸せな気分にし、残酷で下品な敵に鉄槌を下すだろう。Charlie自身の向上も望む。
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オピニオン | 16:30:51 | Trackback(0) | Comments(0)
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