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石田明生

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変な町さいたま市
 昨日と今日は雨と雪まじりの日なので、図書館に行かなかった。昨日は、新宿に映画を見に行き(その映画についてはブログに書いている)、今日は日暮里にチュニジア料理を食べにいった。もちろんねらいはクスクスだ。味は ? ですって。クスクスの量や値段、ワインの値段はフランスと比べて高いのは仕方ないが、味はそれなりに楽しめた。最初は取っ付きにくいかと思われたチュニジア人のギャルソンも、別れ際にはフランス語で挨拶をしたりすると、打ち解けてきて、頬のこすり合いこそしなかったが、なんだか10年前からの知り合いのようになった(少しオーバーか)。

クスクスの写真            キャベツの写真
クスクスと付け出しのようなサラダ、ワインのカラフ(日本の店ではしばしばカラフェと書かれているが、正確にはカラフ)

 2月、3月はほとんど休みの日々だ。だから、生活のリズムを作らなくてはやっていられない。そういうわけで、高校生や一般人で込み合っている日曜と、休館日の月曜日をのぞいて、午後は図書館に通っている。図書館は、我が家から自転車で10分程のところにあり、風の強い日は大変だが、適度な運動になると信じて今まではほぼ全出席している。



 実を言うと、経済も関係している。一人で家にいると、どうしても暖房器具をつけなければならない。図書館は暖房が効いてぽかぽかしていて気持ちがよい。図書館で日々を過ごせば経済的というわけだ。それなら朝から通えば、ですって。いえいえ、我が家の前に6階建てのマンションが建ってしまったとはいえ(そのときには隣近所の人たちとマンション建設反対運動をしたっけ。懐かしい)、午前中だけは、部屋に日が射すので暖かい。また、毎日外食するのは煩わしい。
 来年度は、大学で時事フランス語を担当するので、毎日フランス・ヤッフーと「ル・モンド」、さらにフランスの子供新聞などいろいろなフランス語のニュースを読み、おもしろい(学生に関心がありそうな、あるいは学生に知ってほしい)記事を探している。最近のIS(フランス語ではEIという)関連の記事、とりわけフランスと日本が関係した記事は重要だ。それはいつも午前中、家でしなければならない。というのは、図書館の「情報学習室」というところで、毎日パソコンを開いているのだが、その部屋ではインターネットを使うことができないからだ。このWIFI時代に、情報という名を冠した部屋にもかかわらず、無線LANの環境がそろっていない。さいたま市というのは変な町だとつくづく思う。なぜ使えないのか訊いたわけではないのでわからないが、きっとなにか理由があるのだろう。
 というわけで、午前中に家で見つけたおもしろい記事を、その「情報学習室」で熟読し、ニュースを読み解くのに必要なキーワードを抽出し、難解な表現や文法事項に注を付ける。「情報学習室」の他の閲覧室等との大きな違いは、その部屋にはパソコン用にコンセントがあるということだ。
 そこでいつも5時頃まで仕事をしている。もちろん、この仕事に疲れたときには本を読む。何しろ書物は五万とあるのだ。帰りは、晴れた日にはいつもそうだが、荒川の土手の向こうに夕陽が美しい。まっかな夕陽を背中に浴びて、土手沿いに設けられた遊歩道を自転車で走る。

まっかな夕陽

 すれ違う人はほとんどいない。両脇には桜並木が続き、3月の末になると桜が咲き出し、それはそれでうれしいのだが、手放しで喜べたことは一度もない。花粉症のせいだ。2月の終わり頃から、目がやられ、くしゃみと鼻水に悩まされる。それさえなければ、楽しい春休みなのだが・・・
 ところが、先日その遊歩道で、ひどくショックな掲示板を見た。なんと、その道は「自転車乗り入れ禁止」だというのだ。よく見ると、「70歳以上のご老人」「小学生以下の子供」「身障者」はOKとある。なんとも不思議な表示だ。それでは、堤防の上の道を通れと言うのだろうか。この堤防上の道ほど自転車を走らせたくない道はない。なぜなら、この道は、歩道がないのはもちろん、普通トラックが通ると歩行者ですら土手から転げ落ちるのではないかと、恐怖を感じるほどの狭い道幅なのだ。もちろん柵やガードレールなどない。つまり、表示に従うのならば、中学生以上70歳未満の人がここで自転車に乗りたければ、命がけで堤防上の道を走れというわけだ。こうなると、車が来ないことを祈るしかない。というのは、たとえ自転車を止めて、車の通行を待っても、ぎりぎりで恐ろしい程なのだ。

自転車禁止       二つの道路
これは歩道通行する時の自転車に対する決まりなのだろうか。杓子定規とはこのことだ。
幅の狭い堤防の道路 先に見える塔は、埼玉のFMラジオ用のだと思う。
翌日(19日)、図書館に行くために、この遊歩道を通ったが、出会った人はひとりいた。
やはり、70歳以上はOKで69歳以上はだめとは笑止千万だ。その線引きはどんな根拠なのだろう。
小学生はOKで中学生はだめとはどういう意味があるのだろうか。
中1の子は危なくて、小6の子は危なくないと誰が決めているのか。
また、「体の不自由な人」はOKと言うのは、どんな意味だろうか。
体の不自由な人は、概して自転車というものに乗らないものだ。
まさか、ブラック・ユーモアではあるまいな。もしそうだとしたら、役所はずいぶんと失敬なところだ。
ちなみに、市長のfacebookにこのことを書きこんだ。多分読みもしないのだろう。目下のところなしのつぶて・・・


 さいたま市という町は変な町だ。遊歩道に歩いている人影すらないのに、自転車通行の人は命がけで車道を走れというのだから。この掲示に気付いてから、僕の図書館通いは楽しみが半減してしまった。もちろん、そんな表示を無視して、遊歩道を走る。が、とにもかくにも禁止と言われると、心からサイクリングを楽しめない。その掲示を貼付けた人間、その内容を書かせた人間はどんな人だろうか。その人たちは、はたして堤防上の道路を自転車で走ったことがあるのだろうか。とつい、いろいろなことを考えてしまう。もちろん、禁止事項を無視しているという自分・・・だんだん怒りすら湧いてくる。
 明日の天気はどうだろうか。楽しみの半減した図書館通いができるだろうか。
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日常スケッチ | 18:44:22 | Trackback(0) | Comments(0)
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