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石田明生

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ミシェル・トゥルニエの死
 訃報はいつ見ても悲しい。しかも、それが思ったよりはるかに小さな扱いだともっと悲しい。先日亡くなったミシェル・トゥルニエの訃報がそれだ。毎日新聞しか見ていないので、朝日新聞のそれがどうなっているのかわからないが、偉大な作家の死は、ひいては作家の評価は日本ではこれだけのものかと、落胆せざるをえない。
 彼の著作『フライデーあるいは太平洋の冥界』を初めて読んだ時のショックはいまだ忘れない。そして、聖クリストフォロスの伝説を下敷きにした『魔王』、聖書の三賢王礼拝を豊かな想像力で物語にした『ガスパール、メルキオール、バルタザール(邦題「オリエントの星の物語」)』、現代のさまざまな問題を取り上げ、日本まで登場する小説『メテオ(気象)』、ベルベル人の少年のパリ体験を描いた『黄金のしずく』、青少年向けに書かれ、哲学的示唆に富んだ短編小説(僕はその一つ『七つの物語』邦題「親指小僧の冒険」を訳した)、ワクワクするほど面白い哲学的エッセー・・・こうして作品を思い起こすと、僕の人生の航路までもが浮かんでくる。

トゥルニエの訃報が
2016年1月19日(火)毎日新聞朝刊

 これを機会に、『フライデーあるいは太平洋の冥界』をもう一度読み返し、追悼評論を書きたい。
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雑感 | 06:07:20 | Trackback(0) | Comments(0)
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