■プロフィール

石田明生

Author:石田明生
ホームページの方もよろしくお願いします。
文学雑感、旅行記、翻訳などを載せています。

■4travel

スキピオの旅行記(写真付き)もごらんください。

■最近の記事
■カテゴリー
■最近のコメント
■月別アーカイブ

■最近のトラックバック
■リンク
■アクセス解析

■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■RSSフィード
恒例になった上野国博
 正月も3日となると人恋しくなり、上野に足を運んだ。
 昼ごろ着いたので、博物館に行く前に、まずは昼食を食べてからと思い、広小路からアメ横あたりの食堂・レストランを物色して歩いたが、どこも人でごった返している。うまそうな店は皆長蛇の列(ちょっとオーバーか)、仕方がないので、駅前の懐かしい店に入った。懐かしいと言っても、ほとんど入った記憶はないのだが、子供の頃からあった上野の名物食堂「じゅらく」という店のことで、東北や上越、群馬や栃木・埼玉など田舎から出て来た人がよく入ったらしい。洋食・中華・和食何でもござれのレストランだ。公園側から移動したとはいえ、まだやっているのが奇跡なくらいだ。流行ってないかと言えばそうでもない。ここでも、10分ぐらい待たされた。
 と言うわけで、二人でカキフライとトンカツを食べて、いざ国博に。
 国博では、特別展はパスして、総合文化展つまり常設展だけにする。去年もそうだったが、やはり館内は人、人、人でごった返している。日本では、休みで人が家から出てくると、どこでも人でいっぱいになるのだな。

酉年の絵
酉年なので、鶏の絵を集めた部屋があった。鶏といったら若冲か。



 展示室で、仏像、書画、陶器、刀剣、武具・・・様々な日本の美術品を見る。特に目を引いたのは、干支をも表す、薬師如来を守る12神将の彫像だ。それぞれの表情、仕草、どれをとっても豊かな表現力に溢れ、作者の非凡さを思わせる。

十二神
神奈川県曹源寺、鎌倉時代

 前列の中央でひたいに手を当てて何かをじっと見ているのが、私の干支であるネズミに当たる毘羯羅大将だ。
 展示品を見て歩いていると、妻が「ねえっ、あの人ケネディー大使じゃない」と耳元で囁いだ。最近メガネをかけてないので、少々近眼で遠くがよく見えない私は「どこ? どこ?」とこれまた小声で応じる。言われた方を見ると、年配の女性と説明している男性、そこから2・3メートル離れて付かず離れず付いて回る背の高い男性がいる。確かに大使らしい。見学するふりをして近づいて見ると、やはりそうだった。知性的なおばさん、といった風情の人だ。一度私のすぐ横に来た時、かすかに香水の香りがした。もちろん、香水に疎い私には何の香水かわからない。見学のテンポが早い大使はそのまま先を行った。
 本館を出て、法隆寺宝物館に寄り、法隆寺由来の仏像を見学する。

法隆寺宝物館2         法隆寺宝物館摩耶夫人
近代的な建物、法隆寺宝物館  脇の下から釈迦を生む摩耶夫人像

 日本では、写真撮影が許可されている場合は大抵薄暗くて、三脚がなければうまく撮れない。そして、三脚持ち込みは禁止だ。美術館、博物館に関して日本でも規制がなくなって来たとは言え、まだまだフランス並みとは言えない。
 フランス並みと言えば、この度の国博入場券の裏に「再入場不可」あったが、どうして「不可」なのだろうか。博物館を出るとき、どなたか警備員に「再入場」を断られている光景に出会った。入場券があれば、それに日付と時間が印字されているのだから、問題ないだろうに・・・ちなみに、フランスでは再入場が禁止などとは聞いたことがない。ぜひ、日本の博物館・美術館もこの辺は考えてもらいたいものだ。
 さて、帰りはそのまま上野駅に行くのも芸がないので、芸大の横を通り、谷中の墓地を突き抜けて日暮里まで歩いた。谷中の墓地にある妻の両親の墓参りもすることができた。なかなか充実した1日になりそうだと思ったついでに、墓地内の天王寺で毘沙門天を詣で、最後は谷中銀座で焼き鳥とコロッケを買って帰った。

川上音二郎の墓
谷中の墓地にある川上音二郎の墓、本来はこの台の上に彼の像があった。

 夕飯は、もちろん焼き鳥で一杯、こうして今年の三が日は過ぎた。
スポンサーサイト
日常スケッチ | 08:17:37 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad