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石田明生

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テレビをつけると・・・
 今、テレビをつけるとトランプ話ばかりだ。うんざりするが、ニュースを見ないわけにはいかない。というのも、僕が一番テレビで見る番組は、ニュースと討論番組だからだ。どうしようもない。どんな変な人でも、アメリカ合衆国大統領ともなれば、世界に対する影響力は計り知れない。
 先日、学生に何かビデオを見せようかと思い、以前テレビから録画した「BS世界のドキュメンタリー・・・ヨーロッパ、台頭するポピュリズム」(2014年1月13日放送)を家で見直してみた。イタリア、フランス、オランダの台頭著しい右翼の政党を取材した、フランスのテレビ局が製作した番組だ。エンディングは実際右翼が政権を取ったハンガリーだった。
 イタリアの「五つ星運動」を主導するベッベ・グリッロ、フランスの国民戦線を率いるマリーヌ・ル・ペン、オランダ自由党党首ヘルト・ウィルダース、これら三人の主張の巧みさとウケ狙いの大衆迎合主義を見事に浮き彫りにした番組だったが、それぞれの主張をあらためて聞いてみると、彼らが訴え、大衆を煽る言説は、インテリ支配層に対する嫌悪感(五つ星)、移民難民に対する拒絶反応及びよそ者に対する警戒心(国民戦線)、移民とりわけイスラムに対する恐怖心と警戒心(オランダ自由党)で、言うまでもない、アメリカ新大統領のそれとほとんど共通している。


 要するに、不満を持った大衆が心の内に秘めていた鬱憤を掘り起こし、代弁しているのだ。アメリカの相当数の大衆も不安や恐怖心、警戒心を持っていたが、差別主義者とか非人道主義者とか拝金主義者とか、負のレッテルを貼られるのを恐れて、ずっと内に秘めていたものかもしれない。そういう、負の考えを全面に出してしまうことの危うさを、人は経験してきたはずなのに(例えば1930年代)、人口増や貧困を目の前にして(難民問題はその最たるもの)、またぞろ頭をもたげたのか。
 人は時に負の考えを持つことはあるだろう。だが、そんな時、どこかで善意とか思いやりとか人道主義とか、つまり人でなしになりたくないという思いが、そういう負の表出に歯止めをかけるものだ。その歯止めがなくなれば、利己主義・自己中心主義・自己防衛・自分(自国)第一主義がはびこって、破局が訪れるのは必定だ。
 トランプ大統領のポピュリズムによって、大衆が負の考えに抑えが効かなくなるのが恐ろしい。トランプ大統領は、もちろんマリーヌ・ル・ペンを支持している(「アメリカ・ファースト」のトランプを見習い、マリーヌは「フランス第一」を唱えている)。
 彼が毎日ニュースに出てくるのを見ていると、世界の終焉の始まりを見ているようだ。リーマン・ショック以前、EUが掲げた平和と融合が輝いていた時、世界は夢を見ることができた。今は、その人類の理想の象徴だったEUの崩壊を声高に叫ぶ人たちがいるのだ(イタリアの「五つ星運動」を主導するベッベ・グリッロ、フランスの国民戦線を率いるマリーヌ・ル・ペン、オランダ自由党党首ヘルト・ウィルダースたち)。
 今日も、アメリカ新大統領の大統領令がニュースになり、女性評論家が柳眉を逆立てていた。なんでも、彼は人工中絶禁止の命令を出したとか・・・

 ところで、おとといのトリプル検査の成果は、大腸ポリープの発見だった。結局、今度の木曜日に内視鏡による切除ということになった。そのポリープが悪性か良性か、それが問題だ。だが、世界情勢からすれば、毛ほどでもない極小の問題だ。
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雑感 | 11:27:16 | Trackback(0) | Comments(0)
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