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石田明生

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小銭も積もれば・・・
 先日の月曜日、授業中にぐらりときた。長い横揺れだったので、遠いどこかで大地震が起こってなければよいがと案じていたが、やはり、ひどいことになっていた。地震自体は人の力ではどうしようもないもの、問題はいかに対処するかだ。
 特に地震大国の日本だから、衆知を結集して事に当たらなければならないだろうし、現にいろいろと努力はしている。
 そういう援助の一環で、テレビを見ていたら、民間からの寄付の集め方に感心させられた。各局がそれぞれの電話番号を表示して、視聴者がそこに電話をかけると自然と105円なりが寄付される仕組みになっている。これはすばらしい。寄付をするのにほとんどあらゆる面倒が省かれているからだ。そして、105円という金額も適切だ。高すぎれば渋る人も多く出るだろう。
 そこで、さっそく電話をかけてみた。すると、一斉に視聴者がかけているのだろう、混雑していてなかなかつながらない。そしてそれもすばらしい。みんな寄付に応じている証拠なのだから。電話がつながらなくて「みんなやってるな」と嬉しくなるなんて、こんな時ぐらいかも知れない。


 ところで、金額105円は、一体どのくらいになるのだろうか。一万人なら百五万円、十万人なら千五十万円、百万人なら・・・こう想像するとどんどん募金の額が増えて楽しくなる。
 このように、少額でも数がモノを言って大金になり、大きな力になるのは気持ちがいい。私事で恐縮だが、僕は『国境なき医師団』というところに、一日50円を寄付している。今から5・6年前にこの「一日50円寄付」を知り、爪に火をともすような生活ぶりの僕だが、さすがに一日50円なら、以前タバコを一日一箱か二箱吸っていたことを思えばできるだろうというわけで、始めた。それで、あの世界的なボランティア組織『国境なき医師団』に貢献できると思うとうれしくなる(自己満足で恥ずかしい限りだが)。何よりも知らないうちに銀行から引き落とされるのがいい。面倒がないし、忘れることもない。
 もっとも、税金の申告の時期に「寄付金控除」のペーパーが来た時には、少々驚かされたが。一日50円が、控除の対象となるほどの金額になるとは夢にも思わなかったからだ。少額の積み重ねはたった50円でもささやかながら「力」になるということなのだろう。
 少額の積み重ねは逆に大手会社への寄付となっている例もある。それは携帯電話の出現する前に一時期流行したテレカのことだ。ちょっと想像力を働かせるだけで、たちまち、天文学的数字に行き着く。
 一枚五百円のテレカを使わないまま机の片隅に眠らせた場合、一体どれほどの金額がNTTに寄付されるのだろうか。例えば一万枚なら五百万円、十万枚なら五千万円、百万枚なら五億円・・・ところがこの設定は一枚のテレカだった。先日「家にどのくらい未使用のテレカがありますか」とある学生に聞いたら、学生は「20枚くらい」と答えた。「そのテレカは使わないの?」と聞くと、大きくかぶりを振って「絶対に使わない。だって写真に穴があいちゃうから」と屈託がない。
 さっきの計算を一人ないし一軒ごとに20枚あるとして計算したらどうなるだろう。たとえ一人ではなく一軒ごととしても百万軒を想定すれば十分だ。とてつもない数字になるのはあきらかだ。
 携帯電話の普及でますます公衆電話が利用されなくなりつつある。テレカには定期券と違って期限がないだろうから、いつ使用してもいいのだろうが、本体の電話機が消滅するかも知れない。聞くところによると、電話料金をテレカで払えるそうだ。もしそうなら、NTTはその場合カードに穴をあけないサービスぐらいはしてもいいのではないか。
 あるいは、未使用のまま机の中で永遠に眠り続けるであろうテレカを、なんらかの方法でこのたびのような被災者の方達の電話料金とすることはできないだろうか。あるいは金銭に換金し、寄付金とはならないだろうか。もちろんその場合も、カードに穴をあけないという条件でだが。それなら、くだんの学生も喜んで応ずる筈だ(どうせ、使おうとは思っていないのだから)。
 
 こんなことを提案しておいて申し訳ないが、もちろん我が家には未使用のテレカはない(筈だ)。子供のピアノ発表会の時の可愛い記念写真付きのテレカにさえ無惨にも穴があいている。なあーに、穴は端っこで顔にあいているわけではないから、いいさ。こちとら、大会社に寄付する筋合いなんてないのだから。
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オピニオン | 19:17:02 | Trackback(0) | Comments(1)
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2007-08-06 月 23:27:26 | | [編集]
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