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石田明生

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「ハートのレストラン」コリュシュの笑い話
 喜劇役者コリュッシュの真骨頂は歯に衣着せぬ毒舌と冗談にある。すましたご婦人や、ブルジョワたちが主なターゲットだ。
 この春、彼の『ホラーはヒューマン L'horreur est humaine』という本を古本市で見つけた。電車の中でずっと読んでいたのだが、実は「おち」がわからず笑えない小話がたくさんあるのと、あまりに際どいので訳せないことば(あるいは表現)がひんぱんに登場するので、ここでの紹介を躊躇していた。
 が、やはり彼のことを知っていただきたいので、差し障りのない小話をいくつか紹介してみよう。おもしろいかどうかは読んでのお楽しみ。


 まずはこんな話から。

【回診用かばん】
 妻がいよいよ分娩という時、医者が到着する。妻の部屋に閉じこもること十分、医者は部屋から出て来て夫に言う。
「ドライバーはないでしょうか?」
 夫は相手をじっと見つめて震えながら・・・
「ドライバーですか?」
 そうして、医者にドライバーを手渡す。するとまた十分後に医者が飛び出して来て言う。
「ハンマーなんてないでしょうね?」
 夫はハンマーを渡す。彼は今や顔面蒼白・・・十分ほど過ぎると、医者が再び出て来て、彼にきく。
「ペンチですが、あるでしょうか?」
 そこで夫はペンチを渡す。彼はもう全身の震えが止まらない・・・と、また十分ほどすると、医者が出て来て言う。
「よろしいですか。別の医者をお呼びした方がいいですね。どうにもこうにも鞄が開かなくて!」(p.45)


【ダイエット】
 一人の男がレストランに入り、ボーイに注文する。
「サンドウィッチをひとつください」
「パテ・サンド、それともハム・サンド? チーズ・サンドもありますが」
「いいえ、なにもはさまないでください。ダイエット中なので!」(p.46)


【衛生的】
 カフェのボーイ、彼はチョッキのポケットにスプーンを入れ、ひもをズボンのファスナーにつなげている。ご婦人がやって来て、コーヒーを注文する。ボーイはコーヒーを客の前に置いて、砂糖を持って来る。スプーンを手にしたまま、たずねる。
「砂糖はおいくつですか?」
「ひとつです」
 ポシャン! ボーイはスプーンで砂糖をすくい、コーヒーに入れる。ご婦人は言う。
「あらっ、ねえ、そのスプーン、砂糖を入れるために使うんですの?」
「はい、指を使うのを避けるためなんです」
「ああ、それはすてきですわ。衛生的なのは、わたしも望むところよ! でも、・・・そのひもは?」
「ああ、これですか? これも同じ思いからなんです。指で触れないためです。ひもは僕のナニにつながっていると同時に、ファスナーにもつながっているのです。おしっこをしようとするとき、ひもを引きます。すると一挙にファスナーが開き、ナニを外に出します。
「まあっ、すてき! でも、その・・・あれはどうやって戻すのですか?」
「そりゃ、スプーンがありますから!」

《続く》
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笑い話 | 11:06:37 | Trackback(0) | Comments(0)
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